●モノクロラミン製剤 Flip-Flap (フリップ・フラップ)とは
モノクロラミン製剤とは、結合塩素(モノクロラミン)を用いた浴槽水の消毒方法です。
従来、結合塩素というのは残留塩素と比べて殺菌効果が弱いとされていましたので、浴槽水の殺菌は結合塩素ではなく残留塩素濃度で衛生管理が成されるケースが多かったのですが、最新の研究では、結合塩素の優れた残留性とバイオフィルム抑制効果(シスト化作用)がレジオネラ対策に非常に有効であることが確認されています。
●優れた特徴
・用途に従って定期的に投入するだけで、バイオフィルムが剥離し、再付着が防止されます。
・レジオネラ属菌の増殖要因となるアメーバの活動を停止(シスト化)させます。
・アルカリ性温泉にも利用できます。(標準使用量で可) |
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●レジオネラ対策の重要ポイント
浴槽のレジオネラ対策を行う重要なポイントとして下記の3点が挙げられます。
(1)常時殺菌
・・・浴槽に入り込んだ細菌を即座に退治する。
(残留塩素、銀イオンなど)
(2)バイオフィルム抑制
・・・浴槽や循環配管に生成されるバイオフィルム(アメーバ)を除去・抑制する。
(高濃度塩素処理、モノクロラミン、第四級アンモニウム塩など)
(3)配管洗浄
・・・浴槽や循環配管に生成されたバイオフィルムやスケールを除去する。
(過酸化水素、過炭酸ナトリウムなど)
レジオネラ対策は、上記のいずれかを行なえばいいというワケではありません。
上記(1)(2)(3)の全て行うことで、本当の意味でのレジオネラ対策を行うことができることになります。
※フリップフラップは、上記「(2)バイオフィルム抑制」での利用を目的に開発された商品です。
●モノクロラミン衛生管理法の2つの考え方
浴槽水の衛生管理でモノクロラミンを利用する場合、モノクロラミンを「常時殺菌」として利用するか
「バイオフィルム抑制」として利用するかで、活用方法が大きく2つに分かれてきます。
≪活用例1≫
常時添加式のモノクロラミン殺菌法(常時殺菌として利用する場合)
⇒浴槽水の常時殺菌を行うために、モノクロラミンを常時維持して利用する方法です。
【商品例】モノクロラミン自動注入装置など(※1)
≪活用例2≫
時限添加式のモノクロラミン抑制法(バイオフィルム抑制として利用する場合)
⇒従来と同様に浴槽水の常時殺菌は次亜塩素酸(遊離残留塩素)で行うと共に、アメーバーの
不活性化とバイオフィルムの除去を目的にモノクロラミンを適時(週に2回程)利用する方法。
【商品例】フリップフラップ (※2)
(※1)フリップフラップは、「時限添加式」で利用するのに適した仕様で商品開発されています。
「常時添加式」での利用をご希望の場合は、施設の設備条件を加味した上での別提案となり
ますので、まずは弊社のスタッフまでご相談ください。(電話:03-6304-2525)
(※2)時限添加式のモノクロラミン抑制法(フリップフラップ消毒法)は特許技術のため、
フリップフラップ以外の製品で同様の作業を行うことは禁じられています。
店長からの一言
厚生労働省は2015年3月31日付けで「循環式浴槽におけるレジオネラ症防止対策マニュアル」を改正するとの通知を出しました。最新情報が反映されたマニュアルでは従来の遊離残留塩素濃度の衛生管理法だけでなく、結合塩素(モノクロラミン)を用いた衛生管理法も推奨されております。
しかし、実際のところ、常時殺菌としてモノクロラミンを現場で利用するには、まだまだ課題(コストの問題・指導者の不足等)が多く残っています。
そこで、NPO入浴施設衛生管理推進協議会が推奨しているのが「時限添加式のモノクロラミン抑制法」です。従来技術(遊離残留塩素)と新技術(モノクロラミン)の良い部分を組み合わせ、両成分の特徴を活かしたハイブリッド技術でありつつ、導入のし易さや利便性の高さからも最先端の衛生管理法として着目されています。
※時限添加式のモノクロラミン抑制法(フリップフラップ消毒法)は特許技術のため、フリップフラップ以外の製品で同様の作業を行うことは禁じられています。
●安全・安心
・入浴時間外に本剤を利用し、入浴時間帯の浴槽の湯は保健所の指導に従った有利残留塩素で消毒するという合法的な衛生管理ができます。
・本剤を高濃度塩素処理の代わりに用いることで、優れたバイオフィルム対策ができます。
(本品の場合、高濃度塩素処理のようなリンス作業が必要ありません。)
●コスト削減
消毒作業は浴槽に本剤を投入するだけ。高濃度塩素処理のようなリンス作業も必要ありませんので、作業時間と給排水にかかる費用を大幅に削減できます。
●使用方法
≪時限添加式のモノクロラミン抑制法(バイオフィルム抑制として利用する方法例)≫
(湯量〜10トンの浴槽の場合)
入浴時間外(営業終了時)に本剤を下記の要領で添加してください。
��A剤1包分を、浴槽(水槽)に全量入れ、軽く混ぜて溶かしてください。
��B剤1包分を、浴槽(水槽)に全量入れ、軽く混ぜて溶かしてください。
(補足)
薬剤投入後は浴槽全体にモノクロラミンが行き渡るよう、必要に応じて循環や撹拌を行ってください。
≪導入当初≫ 1日に1回、1週間ほど毎日添加してください。
≪通常設定≫ 3〜4日に1回のペースで添加してください。
フリップフラップの利用を開始すると配管内のバイオフィルムが徐々に剥がれて分散し、浴槽に排出されてきます。循環配管内の汚れやバイオフィルムが多い場合は、その排出物により湯が濁ることがありますので、必要に応じて換水やオーバフローを行ってください。排出物の発生が無くなったら、通常設定に移行してください。
【備考】
・循環水は捨てることなく、そのまま使えます。
(本品の場合、高濃度塩素処理のようなリンス作業が必要ありません。)
・利用者がいる状態で使用しても、問題ありません。
(静岡県ではモノクロラミンを利用した常時殺菌法が、条例に盛り込まれています)
なお、肌への刺激は通常塩素剤の1/25ほどです。
・基本使用量の設定で、モノクロラミン濃度が理論計算上0.5〜1ppmになるよう調合されています。
・通常塩素剤のような刺激臭はありませんが、モノクロラミン特有の匂い(レモン臭のような香り)が
することがあります。
・配管内部にはスケールや皮脂汚れが蓄積します。法令に準じて配管洗浄は状況に応じて年に数回ほど
実施してください。
●注意事項
・浴槽の湯量に合わせて基本使用量を守りご利用ください。
(特に、少量の水でA剤・B剤を溶解することは絶対にしないでください)
・A剤・B剤以外の物と混ぜないでください。特に、酸性の洗剤等と混ぜないでください。
・食品添加物扱いの商品ですが、故意に飲まないでください。
・目に入った時はこすらずに、すぐに流水で洗い流してください。
○本剤は浴槽水や温泉水のレジオネラ対策を目的に考案された商品です。
○地域の保健所の指導によるレジオネラ症感染対策は遵守し、本品をご活用ください。
○泉質によっては化学的に薬剤の効果を適切に得られない場合もあります。
温泉水で利用する場合は、事前に日本イオン(株)営業部までご相談の上、ご購入ください。
●商品成分
A剤 : グラニュー塩素剤(食品添加物グレード)
B剤 : アンモニウム剤(食品添加物グレード)
※2016年11月から薬剤包装(内袋)の形態を変更いたしましたので、ご承知おきください。
変更前:縦約130mm×横約25mm → 変更後:縦約100mm×横約50mm
(内容物である薬剤自体に変更はございません)
●商品価格・容量
税込15,660円(税別14,500円)/1セット ・・・・・ A剤・B剤 各30包入り